今回は前回に引き続きエンドロールの話をしていこうと思います。
前回はシェラトン舞浜にあるエンドロール制作会社「佐藤写真」と「日本綜合テレビ」の2社についての紹介と比較、そして私が日本綜合テレビを選んだ理由をまとめました。
まだ読まれてない方はぜひ前回の記事もどうぞ。
今回は実際に日本綜合テレビのエンドロールを注文した感想をまとめていこうと思います。
先に言わせてください!!
Contents
日本綜合テレビでエンドロールを注文!私が注文した商品と選んだ理由
日本綜合テレビが用意しているエンドロール商品は以下です。当日中にDVDが1枚、後日、Blu-ray Disc1枚がもらえます。このセットはどの商品を選んでも一緒です。
- エンドロールA:お支度あがり~挙式までの構成
- エンドロールB:お支度あがり~お色直し入場までの構成
- エンドロールC:お支度あがり~お手紙朗読までの構成
私が注文した商品はエンドロールCというお支度あがり~花嫁の手紙朗読までを収録してくれる商品です。エンドロールの中で一番収録範囲が長い商品です。
私がエンドロールCを選んだ一番の理由は新郎側ゲストにお願いしていた余興を収録するためです。
エンドロールCの次に収録範囲が長いエンドロールBはお支度あがり~披露宴再入場までです。余興は中座の後に予定していたのでエンドロールBでは余興の映像は入らないことになります。
ダンススキルがとても高いことは知っていたし、最後のエンドロールにダンスのシーンが入っていないのは失礼かなとも思いました。
BGMは有料!?アーティストの曲をBGMに使いたい時の注意点
本題に入る前にBGMについてお話しておきます。
結婚式の音楽著作権が一昔前と比べてかなり厳しくなっていることは皆さんご存知だと思います。
式場によっては曖昧なところもあるみたいですがシェラトン舞浜の場合、著作権のある音楽を使用したい場合は必ず楽曲使用料がかかります。
エンドロールBGMにも楽曲使用料が必要
エンドロールのBGMも著作権を気にしなくてはいけないもののひとつです。
著作権のあるアーティストの音楽をBGMに使用する際、動画の場合は1曲につき5,000円(税別)かかります。
ちなみに、日本綜合テレビが用意する音楽リストより曲を選べば使用料はかかりません。楽曲にこだわりがない人はリストより選んでも良いかもしれませんね。
ISUMの楽曲データベースにある曲でないといけない
2点目は、ISUM(アイサム)というサイトの楽曲データベースにある曲でなくてはいけません。
ちなみにISUMとは、
一般社団法人音楽特定利用促進機構(ISUM)は、ウェディングシーンにて市販CD音源を複製利用する際に必要となる、複製権(著作権・著作隣接権)の利用手続の代行をしている機構です。
ISUMとは簡単にいうと楽曲の使用許可の申請を代理で行ってくれている団体です。既に申請可能なものは楽曲データベースにまとまっています。
定番曲の多くはデータベースにあります。
曲があれば日本綜合テレビに「この曲でお願いします」と伝えればOKです。
ない場合は、ISUMにリクエストしなくてはいけないため事前に確認が必要です。
楽曲がない場合の申請方法
私はエンドロールに三浦大知の「Only You」という曲を使用したいと考えていました。
上記のアルバムの中の1曲だったため、当時はISUMの楽曲データベースにはありませんでした。そのためISUMの下記のページからリクエストをしました。
注意事項に書いてありますが対応はドライな感じです。
- 利用可否の確認には最短で1ヵ月程度かかる
- リクエスト結果については楽曲データベースで確認する
リクエストしてもISUMから結果の返信はこないため楽曲データベースが更新されるまで待たなくてはいけません。
リクエストが通るか不安でちょくちょく確認していたところ、1週間程度でデータベースに追加されていることが確認できました。
三浦大知の場合、Only You以外の曲はいくつかありました。三浦大知が流行りだした時期でもあったので誰か申請していた可能性もあります。
日本綜合テレビのエンドロールの感想
さぁやっと本題です。
冒頭でも書いた通り、日本綜合テレビのエンドロールは最高でした。出来栄えもそうですか対応もスムーズで大満足でした。
どう最高だったのか私の感想をまとめていきます。
最高ポイント1:まさにシネマ仕様の映像クオリティ
エンドロールを決める時にも重要視したポイントの一つが映像美です。視聴した映像もそうでしたが出来上がりもとても綺麗でした。
エンドロールを見直すとあの時、あの場所にもう一度戻ったような、そんな感覚になります。
クリアな映像美だからこそ、あの時感じた高揚感も一緒に呼び戻され、よりリアルな思い出として蘇ります。
また、シネマを意識していることもあり、結婚式の情景演出がとても上手いと感じました。
ゲストの表情が多く入っていたり、空間の一部を切り取った映像がよりその場の空気感を思い出させてくれます。
カットも上手いんですよね。
私たちは奥でテーブルラウンドしていて手前のテーブルのゲストが楽しそうに笑い合っているカット。
私はゲスト全員が来て良かったと思える結婚式にするのが目標でした。ほんの一瞬だけれども私がいないその場にもあたたかく幸せな時間が流れていたんだなと、そう感じさせてくれるカットです。
スマホ盗み撮りカットも良かったです。
最高ポイント2:曲と映像の合わせ方が秀逸
曲は三浦大知の「Only You」という曲と合わせました。
私は三浦大知にあまり興味はなかったのですがエンドロールに使用してからこの曲が大好きになりました。
当日のあの短い時間で仕上げるので映像のカット割はだいたい決まっていると思います。
それでもここは意図して歌詞に合わせてくれたのでは?という箇所があったので紹介します。
…ほどけた二人のキスが語るモノは Oh
舞い散る雪を溶かす淡い春の訪れ…
【引用】三浦大知 Only You
太字の歌詞部分が歌われている時に誓いのキスの場面映像が使われていました。
Only Youの歌詞にはキスという単語が2回出てきます。1回目はその後に「切ない春の訪れ」という言葉が続いているので気持ちの通じ合っていないキスと思われます。
そして2回目のキスの後は「舞い散る雪を溶かす淡い春の訪れ」と続いているのでハッピーエンドのキスです。こちら2回目の歌詞に誓いのキスのシーンを合わせてくれました。
さすがに1回目と2回目のキスの違いまで製作者側は考えてないとは思いますが…あまりにも良い映像の合わせ方なので感動しました。
…時計の針が動き出した Oh…
【引用】三浦大知 Only You
この歌詞が歌われている時にプロフィールムービーで旦那さんが赤ちゃんだった時の映像が映し出されている場面が使われていました。
時計の針が動き出した=旦那さんがこの世に生まれた瞬間
という解釈をしてプロフィールムービーで流した赤ちゃんの写真を抜粋したのかなと我が家では考察しました。
歌では時計の針が動き出した=恋が動き出したという意味で使われています。
旦那さんが生まれた時から運命が決まっていた…そんな意味が込められてシーンを合わせていたらめちゃめちゃロマンチックな演出ですw
最高ポイント3:LINE@の利用で対応がノンストレス
最後は出来栄えの話ではなくサービスの提供方法についてです。
日本綜合テレビはLINE@を利用していて、問い合わせやデータの送受信がLINE上で出来てとても楽でした。
また、結婚式当日にエンドロールムービーもLINEに送ってくださり、スピード感がすごかったです。ただし、当日送られてくるムービーについては著作権の関係で音楽は差し替えられていました。
まとめ
日本綜合テレビのエンドロールは今でも我が家の宝物です。
素晴らしかったあの1日が5分間にぎゅっと詰め込まれています。5分という時間に詰め込まれているところもまた良いポイントです。
また、日本綜合テレビのエンドロールにはバックミュージック以外の音が入らないのでより綺麗な思い出として残しておけます。
ここまでかなーーーりの熱量で書いていきましたが、わたくし日本綜合テレビの回し者でもなんでもありません。
純粋に心から購入して良かったと思えたエンドロールだったのでこのように紹介させて頂きました。お値段のことがなければ「みんな買うべし!」と叫びたいくらいです。
結婚式の思い出は写真だけで十分と思っていましたが、今では映像で残す良さをひしひしと感じています。
以上、エンドロールの感想でした。私の経験が参考になれば幸いです。